小説

『パラレルワールド・ラブストーリー』東野圭吾

タイトルからイメージしていたより、ミステリーっぽい印象を受けました。
もうちょっと、恋愛っぽい感じかなと思っていたので…。

恋愛の描写については、ここまで人を好きになって、行動に移して、というのが、少し羨ましいというか、幸せなことだなあと思います。
友情か、恋愛か・・・。
最近、周りが結婚、出産が当たり前になってきていて
いまだ独り身の私は一緒に過ごす人がどんどん減ってきています。
そのとき一緒にいて居心地のいい人といる、というのが心地良くて、
FacebookやInstagramで無理に過去の人たちと繋がっている必要はないかなと思い
どちらも利用するのをやめました。

本当はこんなこと思ってないだろうに...なんて思いながら
友達の一瞬のキラキラを切り取ったものが永遠のものに見えたり
必要のない広告を見たりする時間がなくなり
人間関係の断捨離って必要なんだなと思いました。

並行してパラレルな話が進んでいくので途中混乱しながら、最後は混乱のまま終わりました。
2,3回読めば、もう少し理解できるかなあと思います。

他の作品でも言えることですが、科学的な話に基づいている(どこまで本当かはわからないのですが)ので、びっくりするようなストーリーですが、意外と受け入れられます。

今読めてよかった。

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