小説

『ジーン・ワルツ』海堂尊

著書を初めて読みました。
タイトルを聞いたことがあり、図書館で借りてきました。

著者がお医者様だということは読み終わって、解説で知りました。
専門の方が書かれる話だと話が難しくなりがちかなと思っていたのですが、読み進める中でそんんな印象はなく、不妊治療、体外受精がテーマの話でしたがスラスラと読めました。

私は31歳で全く結婚の予定がないのですが、本当に、自分がここまで普通に生きていることって奇跡なんだなと思います。

毎日いろんな事件や事故があって、いつ何に巻き込まれるかわからないなかで無事でいられて、健康診断で大きな問題が見つかることもなく、歩けたり、ものが見えたり聞こえたり、バイオリンが弾けたりするのってすごいことだなと。

私はあまり深く考えないままにいろんなことをとりあえず実行するタイプなので、そうでない人と比較したらリスクはいろいろあるのだと思います。

稲盛さんが老衰で亡くなったとのニュースがありました。
大学の時に『生き方』を読んで、最近また図書館で見つけて読んでいました。
衝撃的な死を迎える人もいれば、天寿を全うする人もいます。
昨夜、ふと、私前者かもなあと思いました。
やりたいことを自由にやっていたら突然ぽっくり、みたいな。

先のことを考えていても仕方ないのですが、準備だけはしておかないとなと思います。
去年から言っているのに、終活が全く終わりません・・・。

出産がテーマの本の書評なのに死について語ってしまいましたが、生まれたからには当然死を迎えるのに、そのことを考えていない人が多いというような記載があり、やっぱり都合のいいように捉えがちなんだな、と思いました。
だから意識はしておいた方がいいと思っています。
死ぬ時に、こんなはずじゃなかった、と言いたくないなと。
今まで楽しかった、ありがとう!と言える人生にしたいものです。
今のところ、できそうです。

ちなみにジーン・ワルツは映画になっていて、主題歌は大好きな小田さんでした。
映画は観ていないのですが、著者の昨日でブラックペアンは昔ドラマで観ていました。
その時も小田さんの曲が流れていました。

せっかくなので、他の作品も読んでみようと思います。
ジーン・ワルツは短くてサクッと読めるのですが、散りばめられた伏線がこの作品だけでは回収しきれません。
解説によると、続編のような作品があるようなので、今度図書館でそれを探してみようと思います。


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