ボランティアでカンボジアの人を助けた時の批判の声として筆者が挙げているものの中に、
「他にも困っている人いるけどその人たちは助けないの?」
とありました。
ついつい突っ込みたくなります。
「あなたはどれだけの人の支援をしているのですか?」と。
かくいう私もあまり積極的にボランティアをしたことはありません。
小学生の時に募金の呼びかけくらいはしたことがありますが、
だからと言って、大人になって募金に協力しているかと言われると
そんなこともありません。
「日本で使う2万円と、カンボジアで使う2万円は価値が違う」
というのが印象的でした。
活動参加型と、サブスク型とあり、
海外に行って活動できなくても毎月決まった金額を寄付する
というやりかたもあるそうです。
調べてみると、最近はコロナの影響で
もともと現地で英語を教えるボランティア活動を
オンラインで完結できるようにしている団体もありました。
東南アジアには行ったことがなく、
今はフィリピン人の先生方と毎日英会話のレッスンをしていますが、
フィリピンの動画を観ても、正直あまり行きたいなとは思っていません。
海外に行きたいとは思うものの、多分私は結局住みなれた日本が居心地が良くて、
慣れない不便さを楽しむような器を持ち合わせていないからだと思います。
この本を読んで、
私も海外ボランティアをやりたい!
と思うには至りませんでしたが、
これから2万円を使う度に、井戸の写真を思い出すと思います。