タクシー運転手の名前を見て吹き出しました。
出会う人が主人公に教えてくれる幸せに生きるためのメソッドが的確すぎます。
靴は足を過保護に守っているから人間は他の動物と違って素足で歩く痛みに耐えられる足を持っていない
という文言があり、確かに!と思いました。
私も痛みや、痛みに関するエピソードを聞くことがすごく苦手なのですが、昔から大きな怪我をしたことがなく、耐性がないからだと思います。
最近ラグビーをやっている人たちと話す機会が多かったのですが、彼らは当然のように体のあちこちにある手術の跡の話をします。淡々と。
そこまで経験した彼らにとっての骨折と、骨折をしたことのない私にとっての骨折では事実は同じでも意味は異なると思います。
この本は小説なのか、ビジネス書なのかわからなくなります。
小説のつもりで読み進めたけど、あまりにビジネス書のエッセンスが詰まっていて、でもエピローグを読んでやはりこれは小説だ、と思いました。
コントロールできるのは自分だけ、とよくいいますが、複数の人がその意識を持って自分の考え方を少し変えるだけで運命は大きく変わるのだと感じました。