生き方

『「一人で生きる」が当たり前になる社会』荒川 和久、中野信子 




江戸時代、江戸には男性が女性の倍くらいいたそうです。

ところが現代の東京には、女性の方が多く、働きに出てきて収入を得られるようになると一人でも生きていけると思い、結婚願望が薄れてくるのだと。

田舎の友達は結婚が早いな〜と思っていたのですが、上記も理由としてあるのかもしれませんね。

結婚は経済活動

「欲望を消費することによって満足する」と言う点でそう言えるのだそうです。
そして今後はこれまでよりも「ソロ活」が増えてくる。

一人で旅行に行くのは統計上、男性よりも女性の方が多いそうです。
「ソロ活」は未婚、既婚に関わらず、一人で消費をすることを言います。

私も思い立ったらすぐに一人でいろんなところに行きますが、趣味の合わない友達と一緒に行っても楽しめないことがわかっていて、例えばクラシックのコンサートも大学の頃から一人でふらっと行っていて、大好きな小田和正さんのコンサートも一度妹を連れていきましたが、大して好きでない友達と一緒に行くなってことは絶対にしません。

一人で行動する習慣がついているので、最近のジャズの活動でも、一人しか知り合いがいないセッションでも何も気にせずいきます。

そうすると、度胸があると言ってもらえて、周りが私を育てることに積極的になってくれます。

小学校高学年の頃の担任の先生は生徒たちが群れているとよく「烏合の衆」だと指摘し、一人でも意思決定をして行動するよう育てられてきました。

日本人のソロ活についてはイギリスのBBCが日本の文化として放映したそうです。
イギリスでは「孤独は悪」であるとし、ソロ活も否定されうる状況にあったようなのですが、その放送をみて、ソロ活に憧れを抱く旨の反響も多かったそうです。

独身の方が不幸

統計をみると、だいたい40代かつ独身の人が不幸度マックスになるそうです。
これはちょっと、こわいですね笑

仕事でも自信がついてきて、責任を負うようになり、だんだんと自我が芽生えてそれを発信、発散できるようになるのがこの頃なのだと思います。

おじいちゃんやおばあちゃんが優しいのは、そういう40代を経験した上で、ふとした時に、執着やこだわりがなくなり、いい意味で、いろんなことに対して、「どうでもいい」と思えるようになったからではないかと思います。

と言う話をちょうど今朝友達としていて、「うちのママと同じこと言ってる…!」と驚かれました。




 

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