自分のことを好きか嫌いか?と問われた時に、好き、と答えられる人はそんなに多くないのでは、と思います。
特に、日本人は自分のことを好き、というと、ナルシスト、などと言われて批判されることが多いのではないかと、学生時代は強く感じでいました。
今では、自分を大事にして、自分の好きなこと、好きなものに囲まれて輝くことが素晴らしい、というような声が増えてきている一方、そういった人を誹謗中傷したりする人も問題になっています。
【自分のことを嫌いでも、体は自分のことが好き】という箇所、とても共感できます。
自分が100%楽しめない環境だと、体調にガタが来ます。
ポジティブな意味での「どうでもいい」
こんな心持ちで過ごしたいなあと思います。
もちろん、自分で立てた目標や、目指す姿に対して妥協するのはちょっと違う気がしているのですが、それにしても、柔軟な姿勢というか、他人の意見を聞く余裕くらいは持っておきたい。
そうすることで自分の目標や目指す姿もさらにブラッシュアップされるのだと思います。
また、相手と主張をし合わないことも大事だと思います。
一方が主張している時は、もう一方は聞き役に徹するべき。
そうして、相手の意見を踏まえて自分の意見を述べる。
そうすると、自分の意見を無視した発言だと聞き入れてくれない相手でも、自分の意見に関連した相手の意見、ということになるので、少しは聞きやすくなるのではないかと思います。
やりたいこと「だけ」やることへの疑問
やりたいことだけをやる、と私も公言しているのですが、この本では、気の進まない仕事出会っても、その職業、会社を選んだのは自分であり、すぐに環境をかえるようなことがあってはそれを選んだ自分を否定することに等しいと書かれています。
よって、まずは目の前の仕事を「ありがたい」と思って取り組んでみて、自分を楽しませてみることが大事なのだと。
全体を通して、下記のようなことが書かれています。
・無理しなくていい
・あるべき、であろうとしなくていい
・今自分が生きていることは奇跡
・奇跡を起こした周りに感謝
・今まで頑張って生きてきた自分に感謝
目標達成に向けての自己啓発本が多い中で、今の自分を認めてあげること、をテーマに書かれていて、とても優しい本だと感じました。