直近読んだ本が西洋哲学も東洋哲学も広く触れていたので、一つの、しかもあまり前向きに受け入れていなかった仏教がいかに素晴らしいかという内容を読み進めていくのはひねくれた考えを取っ払うことができず、ひねくれていると自覚がありつつも、ひねくれたまま読み進めました。
これは、正直私の姿勢がよくなかったと思います。。
なぜ買ったのかと聞かれると、古本屋さんで棚を眺めていて、目について、空海って何した人?への問いをもちあわせていなかったからです。
以前も書いたことがあると思いますが、
10年ほど前カナダに短期留学した際、語学学校の授業で自国の文化について自由に話すという授業がありました。
そこで私は日本の文化について考えたことがなかったと気づき、他の国からきた留学生たちは語学のレベルにばらつきはあるものの、きちんと自分の言葉で伝えることができていました。
恥ずかしいことだなと思い、安易ですが仏教関係の本をいくつか読みました。
欲があるから不満があるのであり、不満をなくすには欲を捨てれば良い
人生は苦痛である
など、見た瞬間にあ、無理、、、となったのを覚えています。
完全な主観であり、信仰は人それぞれなので不快に思われたらすみません。
主に仕事においてどのように振る舞うべきか、を仏教の教えになぞらえて紹介してくださっています。
この本を読み進めるにあたり、他の哲学や宗教ならどういう書き方がなされるのだろうと考えていましたが、孔子や老子が引用されている箇所もあり、完全に分離するわけではないことに少し安心しました。
2,3月、花嫁修行のために茶道教室に通っていたのですが、
表千家と裏千家でやり方に違いはあるものの、
それ自体をどうこういうのではなく、どちらも相手をおもてなす心に変わりはないという先生のお言葉に感動したのを覚えています。
宗教、哲学と茶道を関連づけることになるとは思いませんでしたが、趣味や興味の幅が広がると思考の組み合わせが増えて楽しいですね。