本当に前向きで、素晴らしいなと思います。
読み進めるほどに、その感覚が乗り移ってきて、ネガティブな人ってどうしてそういう思考になるんだろう?くらいになります。
「ありのままの自分を好きになるなんて綺麗事」と書かれている部分があります。
一般的なポジティブシンキングだと、「ありのままの自分を愛せばいい」と書くだろうなというところで、
自分に自信を持ってほしい、前向きになってほしい、
そのために、
自分のことを好きになれるだけの努力が必要なのだと教えてくれています。
太っているままの自分でいいじゃない、好きなものを食べればいいじゃない、という考えもありますが、
私は演奏するとき、姿勢がきれいだね、とか、スタイルいいね、と思われたいし、
そう思われる見た目の方が、演奏者として魅力的だなと思っています。
見た目を気にしないなら、音だけ聞いていればいいし、綺麗なドレスを着る必要もないですが、
綺麗にみられたくて、みんな着飾るのだと思います。
そしてやっぱりステージに立っている人がキラキラしていると、見る方も特別感がありますよね。
昨日、社長面談で、「人間力が高い」と嬉しいコメントをいただきました。
沸点の話になったのですが、社長はものすごく沸点が高くて、怒ることあるのかな?くらい心の広い方です。
一方、ある部長代理の方は、沸点が低すぎて、しょっちゅうイライラしています。そしてそれを周りにぶつけます。
私もかつてはそうで、部活やサークルの時、いつもプンスカ怒っていました。
でも、イライラしていると健康に悪いし、周りにもいい影響を与えないし、何より自分が幸せじゃないということに気付いてから、
怒りを周りに表現することをやめました。
あっさり書きますが、結構忍耐力がつきました。
なのでイライラしてしまう気持ちもわかるし、何が足りなくてそれを周りにぶつけてしまっているのかもよくわかります。
だから私はどこかでその部長代理にきつく言わなきゃいけないな、という話をしました。
自制心を身につけないと、こういう時に困るのだ、と気付いてもらうためです。
そこまで考えられるのも自分が最初から自制心を身につけられていたわけではないからで、
ローランドも、才能がなくてよかった、と言っている部分があります。
才能があると、努力によって身につけられるものが身につかないからです。
最後の語録も、さすがローランド。
落語家なのかな?と思うくらいとんちがきいていて
同年代にこんなに素敵な考えを持った人がいることに奇跡を感じました。